福祉の仕組み「働くこと」

どうも、代表の鈴木です。

今回は福祉制度において、「働くこと」を支える仕組みについてのご紹介です。

 

 

障害のある方の働き方といってもいろいろなカタチがあります。

お店に立ってものを売ったり、工場で製造に携わったり、事務をしたり・・・

いろいろな現場で活躍されています。

 

しかし、障害があるが故に(社会や地域での配慮が行き届いていないがために)、

力を発揮することが難しい状態にある方もいらっしゃいます。

 

そういった方をサポートするために福祉制度の中には、

生活のことだけでなく、働くことを支える制度もあります。



 

 

就労移行支援


原則2年間の期間の中で、主に事業所に通って、働くために必要な社会人としてのマナーや

コミュニケーションの取り方の練習などを行います。

他にも、実際の企業に見学に行ったり、職場での働く体験をするなど、

実際の仕事を想定したプログラムも組まれます。

 

職業訓練のようなイメージを持たれるかもしれませんが、

訓練場面を通じて支援員とコミュニケーションをとり、長く続けるための働き方とは?仕事をして、

『どんな人生を実現していく?』ということを深めていくことの方が大事だと

個人的には思います。細やかな面談の機会が多くあるというのが、職業訓練との大きな違いでしょう。



 

就労継続支援B型


雇用契約を結ばずに、作業に取り組み個々の目標を達成することを目指します。

近年、事業所の数がかなり増えてきており、作業の内容も、

内職的なことから、掃除、パソコン作業、または在宅作業などかなり幅が広いです。

 

実質的な賃金としては、時給あたり数十円~数百円、とかなり低く感じますが、

雇用契約を結びませんので、ノルマや仕事の出来不出来は基本的に問われません。

 

 

また、自身の体調に合わせて通う時間や日数を決めることができるところも多く、

今後に向けての『ステップアップ』として利用することもできます。

 

 

 

 

 

就労継続支援A型


雇用契約を結んで、最低賃金以上の賃金をもらうことができます。

就労であると同時に福祉事業所でもあるので、体調や障害特性への配慮も受けやすいです。

しかし、賃金を受けるなりの生産性や、作業のスピードなど求められるものはB型より高いです。

勤務日数も週5日程度は必要としているところも多く、より就労に近い環境となっています。

体調などが安定し、一般就労を目指す前段階のステップとしての利用や

長く一般で勤めていた方が病気や障害などにより以前ほど働けなくなってしまった

というような状況の方が想定されます。

 

 

 

 

その他


・生活訓練

より病状が不安定な方が、まずは生活リズムを整えるためなどの目的で利用できます。

 

 

・就労定着支援

事業所での訓練を利用後、就労した方が、職場での安定的な就労継続のためのサポートを利用できます。

 

 

 

 

これらを組み合わせたり、目的に応じて使い分けたり段階的に進めていったりすることもできます。

 

ですが、これらを効果的に使い分けたり検討することはなかなか難しいです。

 相談支援事業所は、こうした制度のご提案やご案内をしています。

 

お困りごとがありましたら、相談の窓口をうまく活用してみてください!

【GIFT】

  京都府京都市上京区中村町 530-1

  TEL:075-202-2335 FAX:075-201-7556 

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